
1日 晴れて暖かい日曜日。こんな日はどこかの海に行きたくなる。
でも今日はついに一歩も外に出なかった。最近、冷蔵庫の中がラッシュアワー状態なので、極力買い物を控えている。
そろそろ春めいて今日が最後のチャンスかもと思って、具だくさんのワンタンを作る。美味しかったな。
2月の日記を「Sotto vece の部屋」で更新。
ついこの間棘を抜いた右手の薬指にまたしても事件発生。
折りたたみ椅子を広げながら座って、思いっ切り挟み、お肉が1センチ脱落!
2度あることは3度っていうから、次に何が起きるのか興味津津!
誰かが「今度はもげちゃうな」だって。
2日 頼まれておととい築地で買ってきたおせんべいを、
ジュンコさんの所に届けに行く。
隣の若夫婦が車で出かけるというので、近くまで乗せてもらって、
楽に行けた。
なにしろ彼女の家は、3つの駅から行かれるのだけれど、
どの駅からも徒歩10分以上かかる。
庭の白いツバキの枝を切って頂いて帰った。
帰りに大井町の阪急デパートに寄って新聞の折り込み広告に
載っていた、築地のお寿司を買ってくる。
このデパートは3月でクローズする。好きなところだったので残念。
夜になって少し部屋の掃除。気になっていた、散らばっているものが消えたけれど、明日になったら探す羽目になりそう。
3日 朝 K 子さんに電話する。彼女の話……自宅でコーラスをした。30人のお客様のためのスリッパが足りず、2階に取りに行って階段を踏み外し、アキレス腱を傷めた。
お客さまが帰ったら激痛で立てず、土曜日のこととて、選択の余地がなく、急遽近くの病院に行ったら、アキレス腱は切れる寸前のねじれ状態で、手術かギブスかの選択を余儀なくされ、手術なんておっかないからギブスを選んだら、想像以上に大変だった。
1ヶ月後、ギブスが外れた日、[怪我したことをすっかり忘れて!]、家の中を走ってまたねじれた。
お宅で(我が家のこと)つまずいたとき冷やしていただいたのがよかったのに、氷の砕いたのがなくて、大きいので冷やしたの。
……そういえば彼女は我が家にいらしたとき、つまずいて階段にほっぺたをぶつけて痣を作ったっけ。
話を聞いていて、思わずこらえきれずに笑ってしまった。
つくづくと類は友を呼ぶなぁ、と実感。
今日私もデーホームで楽譜の整理をしていて、危うく椅子から落っこちるところだった(椅子がずれたのを気がつかずに)。
「明日から向こう側のメンバーだな」と、スタッフに冷たく言われる。
ちなみにK子さんの血液型は「B型] 私は「O型]。
こういうそそっかしい人間は「B」か「O] にきまってる。
4日 新聞の今日の運勢をみると、フットワークよし、と出ている。
だからフットワークよく早朝に洗濯、掃除を済ませた。
今日はまちこさんの愛娘トモコさんが卒業式で、遠くから
通っているので、時間の関係で我が家でお召し替え。
とってもきれいな袴姿にうっとりする。
若いってすばらしい!
買ってきてくださった代官山のおべんとう
(駅前でお坊さんが売っている完全な精進料理)
をいただいて、居残ったまちこさんと夕方までゆっくりと遊んだ。
滑ったり転んだりしなかった、私にとっては上出来な日。
5日 三寒四温の三寒の日。
お昼に四谷で33年間の水の仲良しグループ「とどの会」の解散?式……と銘打って、イタリアン食べ放題1500円というレストランに行く。
今日はダブルヘッダーで、3時に我が家にお客様6人。4月23日のコンサートの案内に載せる「ユトリーバに乾杯!」の音の録り直しについて打ち合わせをする。
でも半分はティータイム。
録音について、お金を使わずにすむ方法というのは、けっこう大変だと知る。
その分ワタナベさんに負担をかけて、申し訳ない。
今日乗った電車は停まり際につんのめる。運転技術の問題かしら?
それとも、帰りを急ぐ私の気持ちを、察してくれたのかしら。
6日 富士山がとてもきれい。電車の中からさんざん見え隠れして、ふっとビルの谷間に姿を消した。
新宿副都心の、カフェ・アートコーヒー、アンデルセンのカフェテリアが相次いで閉店。
どちらもプールの帰りに寄って、お昼を食べている店。そして、33年間通ったプールも今月いっぱいで閉めることになった。
オーナー会社にどういう構想があるのか、いずれにしても企業に何かのたくらみがあって、ビルの地下街はシャッター通りと化した。
聞くところによると、このビルで立ち退き勧告を受けなかった店は2軒だけとか。
でも都内にこんなにビルと盛り場が林立してよいものだろうか。
庶民は景気がいいとは思えないのに。いつか付けがきそうな気がする。
7日 健康アクアの帰りに浅草橋まで紙を買いに行く。
4月のコンサートの楽譜つくりに取り掛からなければならない。
でも年ごとにだんだん面倒になる。
考えたら、楽譜はそう必要ではないことに今頃気がつく。歌詞だけでいいんだ。そうだ、とわかったら少々気楽になった。
何しろ毎回の「みんなで歌う会」に楽譜だけで2万円かかってしまうのだ。
このコンサートは、ボランティアということになっているが、手伝ってくださる方の分だけでも、せめて交通費位は出せるようにすればよかった。つくづく商才がないなあ、と実感する。
浅草橋の帰りに、駅近くのパン屋さんで、いつも買うおいしいスイートポテトを5個買う。
この店は1年ぶりに行ったら、5個350円がなんと、600円に値上がりしていた。味と大きさは変わらないような気がする。原料不足でなんでも値上がりの傾向。
8日 なんとなくリラックスした朝。8時までベッドの中で本を読む。
お昼すぎにレイコさんが見えるはずが待てど暮らせど現れず、電話をしたら、今日はお母様の101歳のお誕生日だった。完全に私の思い違い。
用意したスイートポテトは、珍しく同時に現れた息子と娘が食べていった。
桃のつぼみが丸く膨らんできた。今日はお使いに行くのに、初めてコートを脱いだ。
9日 ブラインド越しに差し込む朝日の暖かさで目覚める。今日も良いお天気。ある限りのスペースを使って布団を干す。
コンサート用の楽譜を編集しようと取りかかったけれど、なんだか面倒になってしまい、今までに作ったものでほぼ足りそうなのを思い出し、即、取りやめる。
この気の短さは長所なのか短所なのか……。
あ〜あ!紙買ってこなきゃよかった!
スティック糊10本2460円、紙1500円の無駄遣い!やれんなあ。
10日 久々の雨。少し肌寒い。そういえば三寒四温の寒に当たる日だった。
でも、デーホームでうたっているうちに、薄日が差してきた。長続きしない雨。雨のあとは花粉がたくさん飛ぶという。
だから、街はマスクと日傘(照ってないのに)だらけ。帰って間もなくお人形隊のご来訪。
夕方まで布の山に埋まって、おしゃべりしながらの人形作りを楽しむ。
11日 最近デーホームで、楽譜が見つからないで困ることが多く、これはどうやら、ほかの曜日に使ったものが、きちんと戻されていないらしい。
4月からの担当のI君とT君は、頼りになる助っ人だ。私専用の楽譜を作ってくれるという。
そうなったら、手伝うしかない。朝9時から夕方5時までかかって、I君と楽譜つくりに取り掛かって、200曲以上の整理ができた。
これで来週から楽譜を探してうろうろすることがなくなって、万々歳!
今日は4月の陽気で、初めてカーディガンで出かけた。
でも、明日は10度も下がるんだって。
12日 ユトリーバ 3月例会。
朝、近くの学校に預けたままになっていたネパールの子の絵日記を取りに行く。
1年も前に貸したものが、こちらから連絡しなければ返ってこないというのは、ちょっと不思議な気がする。
借りたものは借りたほうから返す、というのが常識じゃないのん?と思うけれど、ごたごたするのは本意ではないから、お邪魔様でした、と挨拶してきた。
ユトリーバの例会で、今日は9人のお客様。
午後からワタナベさんが音録りに来て下さる。
ユトリーバのコーラスは、楽しむだけの目的で6年目にはいったけれど、音を聴いてすこし上手になったな、と思う。
中学生のメンバーのニイナちゃんが、本を貸したお礼にと、つるし雛のようなかわいい手作りのモビールを届けてくださった。
こういう気持の表わし方っていいな。桃の花が開いたので、玄関に飾った。
13日 新宿のプールもあと1回。思えば長い33年間だった。プールに行っていたおかげで、今日の元気があるような気がする。
来月になれば、もともと好きでない新宿には、そう行くことがなくなるだろうな、と思うと、さっぱりしたような、淋しいような気分。
お昼の定席だったカフェテリアも3月いっぱいで閉店するし、「トドの会」の33年間続いた木曜日のアフタースイミングのひとときの楽しみもなくなると思うと、なんだか別れがたく、1時間余計に座っていた。
みんな今日は急いで帰らなくてもよい手筈を暗黙のうちにつけてきたらしい。
来月からみんな、それぞれの決めたスポーツクラブに移籍する。
Oさんは国分寺、Tさんは渋谷、Hさんは横浜、そして、私は豊洲。
でも1カ月おきに集めている、旅行のための積み立ては続けて、そのために、プールはやめたけれど、ずっとおつきあいの続いているSさんも含めて、定期的に会う約束をする。
渋谷のデパートのチョコレート売り場は行列。見回したらほとんど男性だった。
ホワイトデーという、チョコレート業界の陰謀にいとも簡単に乗ってる、愚かなものどもよ!
と、ホワイトデーに関係のないおばんは、いじわる。
14日 今日は豊洲に行くのに、往路も帰り道も本に夢中になっていて乗り過ごし。
地下鉄の駅って、個性がなさすぎ、と自分の失敗を棚に上げて電車のせいにする。
銀座で日曜日のお客様のためのおせんべ、道路を横切って岩手物産館で南部せんべいを買い、山のような荷物となる。
そんな中、大荷物を抱えて乗り過ごして、アホ!
夕方から久しぶりにものすごい雷雨となる。夜になってますます激しく降る。空の神様は大泣きしているらしい。
15日 4月の陽気。桃が一気に開いてしまった。
この桃は庭の真ん中にあったものだけれど、家の建て替えで、東南の角の塀際に植え替えたら、2階の丈まで伸びて復活した。
だれも見られない死角にあって、気の毒なので、花が開くとばっさばっさと切って、あちこちにおすそ分けすることにしている。それでなければ可哀そうすぎる。
だから我が家は目下桃だらけ。
それにしても、ビスタの使いにくいこと!キータッチが軽いことだけは、ほめてあげるけど……。それはビスタのおかげじゃない。
16日 今日も桃の花が気になって仕方ない。
朝遅い弟の家に、頃合いを見計らって電話。残り少なくなった文旦と花を持って洗足の駅まで届けに行く。
久しぶりに義妹のヨーコちゃんとお茶。お互いにたまっているおしゃべりを吐き出すのに1時間かかってしまった。
おいしいおせんべいと、みかんを貰って帰る。
夜になって、デイホームの歌(メンバーのOさんに1か月も前に頼まれて、思考錯誤していたもの)のメロディを作る。
合いの手に「あらよいしょ」だって。演歌調は苦手だなぁ。でも面白くなって、だんだんにのめりこんでいった。
夕方から息子の家に、明日イタリアに帰国されるジロロモーニさん、ジャンルカ、ダニエラほか、10人のお客様。
お土産に桜の柄の布巾と風呂敷包みのおせんべいを届ける。今日一日で息子の家の棚にワインの空き瓶が10本以上並んだ!
17日 昨日やっとできた依頼曲を、デイホームに持って行ったら、Oさんいわく、もう自分で作ったからいらない、だと!
おいおい、じいさん、それってルール違反でないのかい?
「時間がかかってもいいから、メロディつけてほしい」って約束だったのに、と、むらむらときたが、「ああ、そうですか」、と持って帰って破いた。
いいメロディだったんだけどなあ。
ああ、1か月悩んで損した。
帰りにデイホームの前から、渋谷行きのバスで、乗り継いで新宿にいく。
前に在籍していたプールのスクールコースのお仲間に入れていただいて、Hコーチとのお別れ会。
みんなまだピンとこないけれど、今日が33年続いたみんなとの交友のお別れ。
18日 みわこさんと、伊豆・稻取のつるし雛を見に行く。
河津桜も終わったこととて、スーパービュー踊り子号はガラガラだった。
小さい稻取の街を歩くこと8000歩。吊るし雛を満喫して、夜は波の音を聞きながらマッサージを久しぶりに受けた。
この旅はお雛様と金目鯛でじゃぶじゃぶ状態。
19日 天候が悪いほうに向かい、当初の予定だった河津行きを取りやめ。
再び町を歩く。この2日間で、吊るし雛を通してたくさんの人と接点をもてたことが、この小さな旅の大きな収穫だった。
例によって、荷物は増える一方。ついに宅配便のお世話になる。7時帰宅のはずが、3時半に帰り、にわかに現実にもどった。
夜になって予報通り雨。気温下がる。
20日 雨で肌寒い。夫と、午後3時から駿河台のカザルスホールで開かれる、オルガンリサイタルに行く。
家から直通の三田線で神保町まで行くが、地上に出たとたん、方向音痴になった。ここは同じ太さの道路が交差していて、建物を覚えていないと、どこがどこだかわからなくなってしまうのだ。まして、今日はおてんとさまが見えないときている。
夫が確信をもってさっさと歩いて行ってしまうので、私は息を切らしながら、半信半疑で追いかける。
でも、これが逆方向で、気がついたら九段下に近い。
はじめて音楽会に遅刻してしまった。曲の切れ目まで、トイレに行ったりして時間を過ごす。久々にバッハ全曲シリーズというプログラムを心地よく聴いたけれど、正直いって、この演奏が上手だったのか、下手なのか判らなかった。オルガンに関して無知なのだ。
帰りに向いの「山の上ホテル」のティールームで、きょうこさんご夫妻と私たち夫婦で、2時間ほど久々に旧交を温めた。
サンドイッチがたくさん残ったので、テイクアウトを頼んだら、立派なホテルの包装にしてくれて、恥ずかしかった。
21日 朝のうち、まだ小雨が残っていて、肌寒い。春はどこで足踏みしてるのかしら?おまけに今日は強風で、髪がぼさぼさになる。
昨日から遅刻癖がついてしまったのかしら。、朝家を出てから、電気ストーブの灯を消し忘れた様な気がして、途中から戻る……消えていた。
三田の駅で、予定していた電車が来ない。新橋で、時間を過ぎてもバスが来ない。それでもアクアエクササイズは、滑り込みセーフ!
チョー元気なコーチに乗せられて、こちらは疲れた。それでいつもより長くサウナに入って、もっとくたびれた。
今日のバスの運転手さんは、朝奥さんと喧嘩でもしたのかな?20分乗っている間ついに一言も言わない。
代わりにテープのアナウンスがとても愛想がよかった。そのうち人間が要らなくなりそうな。歯車がかみ合わない変な日。
22日 朝冷たい雨が降る。冬着を出したりしまったり、いそがしいこと。
シャツを着てコートを羽織ってデイホームに行ったら、暑さにむせかえってしまった。
口の悪いSおばさんさんたら、「肉布団いっぱい着てるからよ」、という。でも私も同感なので、腹が立たない。皆けらけら笑う。私もへらへら……
目黒区のお買い物券(プレゼント、如月の日記で書いた一件)を持って、AURA に行く。5000円の商品券に自腹を足して、半袖ブラウス2枚ゲットした。
ついでにお人形さん22人を置いてきた。夜は冷蔵庫にあるあらゆる野菜でシチューを作る。食べ終わったころやっと全身が暖まった。
このところ、ピアノの練習をまじめにやってる。
来月のコンサートで、私は伴奏係なので。それにしても伴奏ってむずかしいなぁ。
23日 朝新聞を読んでいたら、また地価が上がったという。
この分でバブルが来たら、子どもたちは相続税が払えなくなるのではないかと心配になる。何が何でも生きてなくちゃ!そうしたら、若いものたちの負担になるだろうな、とやりきれないジレンマに陥りそう。
このところ政治も経済もがたがたで、日本を捨てたい気分。
それにしても今日の空のご機嫌いいこと!
この空の下のどこかに、平穏に暮らせる土地ってないものかしら?
午後Sさんのレッスンをする。
24日 ゆうべ肋間神経痛になって、深夜1時に起きてしまった。夜中じゅう本を持ってお風呂にどっぷり。
都合1時間しか寝ていない。でもこんな時に限って、ひまもないし、元気なのだ。
お昼前からコンサートに使う追加の楽譜つくりを、ユトリーバの4人のメンバーが手伝ってくださる。久々に心をこめてお惣菜のお昼を作った。
楽譜は結局作らざるを得なくなったというわけ。手は動かしながら、口はしゃべりながら、つまみ食いにも余念がない。
木畑亭から電話が入って、お客様が40人を超したというので、「満席御礼」とした。
夜になって木畑亭に相談がてら、ポルチーニのリゾットを食べに行く。最悪の時は48人のお客様になるが、マダムは「大丈夫!」、と胸を叩く。大丈夫かなあ?
25日 ついに33年間の新宿のプールの歴史にピリオドの打たれた日。
プールのアクアサイズでのKコーチは少々うるうる気味だった。
一番楽しいクラスだったといわれて、皆もうるうる……。
あちらこちらで「お世話になりました」、と挨拶を交わしている。今日はいつもよりゆっくりとジャグジーでおしゃべりしてプールをあとにした。
でも全く実感がわかない。あちこち手入れの行き届かない場所が目につくが、お風呂の床が滑るのは、掃除が行き届いてない証拠。
こういう些細なところにやめて行く人の気持ちが表れている。
26日 なんとなく底冷えがする。桜はどこも満開。
こういうのを花冷えというのかしら。
休憩中のタクシーの運転手さんが、桜の木の下で、
立派な折詰のお弁当を食べているのが、バスのなかからみえた。
仲間にいれてもらいたいような。豊洲のプールは、
新宿の同窓会みたいに、移籍した人が増えた。
うちの庭は、桃の花びらで、ピンクの絨毯みたい。
夜になって坂の下の桜並木にお花見に行った。
29日 朝のうちに調律やさん。
散る桃の花びらに乗って、狂った完全4度の音が、
とぼけてなぜか心地よい。
最近ピアノの音が金属的になってきたので、
ハンマーをほぐして、あらたにフェルトをはさんで
もらったら、とても音が柔らかくなって、きもちがいい。
昨日はいわれのない殺人事件が2件も起きて、
やりきれない気持ちだったけれど、調律音を聴いて
いるうちに平静になる。
夜夫を誘って、また夜桜見物に行った。
今日がピークらしいので。
31日 年度末最後の日。
桜が満開だというのに、冷たい雨の朝、気温が下がって寒い。
デイホームに行くのに、いったん洗ったヤッケを着込んでいったが、室内の暑さに大汗をかいてしまう。こんな時に風邪をひくのだ。
帰ってから思い立って、茅ケ崎のKさんの所に、今年最後の文旦を届けに行く。
Kさんのお宅は、さすが元「山屋」さんだけあって、あちこちから持ち込まれたという変わった花が咲き乱れていた。
あと数日遅く行けば、お庭の山桜が満開だろうな、と思ったが、そうすると文旦がしわしわになってしまうので、今回は文旦を第一に考えた。
帰りはすっかり晴れ上がって、電車の中から久しぶりにオレンジ色の大きな夕陽を見る。